2012年8月28日火曜日

2012年夏 大震災1年半後の東北へ(1)

8月24日から26日まで、仙台を中心とした東北の被災地に行ってきました。

被災地の現実をこの眼で見ておきたいと思っていましたが、被災された方々にご迷惑じゃないか、不謹慎じゃないかという思いもあり、 ずっと躊躇していました。

しかし、現地の方が、実際の被害の様子を直に見て感じ取ってくださいとおっしゃっているのを聞いて、その声に背中を押されるようにして、行ってきました。

同世代の社会人学生の女性と二人で、仙台からレンタカー借りて周りましたが、同行者がいなければひとりでもと思っていたので、彼女が一緒に来てくれて、本当に心強かったです。

大津波から1年半たった、被災地の様子をご報告します。

1日目は昼前に仙台駅に到着。レンタカーを借りて、海岸沿いを相馬市に向けて南下しました。


 国道の海岸側は、雑草の茂った野原にところどころ住宅の土台が残っているだけで、見渡す限り、建物らしい姿は見られません。


建物が津波に持っていかれ、土台だけが残っている家がほとんどです。

瓦礫がきれいに取り払われ,、まるで新築の家が建つのを待っているようです。この土台の上で、泣いたり笑ったり、普通の暮らしが、当たり前のように営まれていたことを思うと、胸が詰まります。


被災したまま、取り壊されずに無残な姿をさらしている建物も残っていました。

防砂の松林も、被災前は向こうが見えないほどみっしり群生しいたのが、ほとんど津波にさらわれて、今はまばらにしか残っていません。

(続く)

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