始めての方へ:事務局長のusagiは現在、早稲田大学において正規の学部生として政治学を学んでいます。)
毎週、指定された本を読んでレポート2000字を書き、ゼミで発表してみんなで討論する。
これが、今私が受けているゼミの内容です。
滅茶苦茶大変ですが、勉強になるし、面白いです。
先生は大変厳しく、もうすでに何人も雷を落とされています。
社会人学生で、ゼミをとらない人は結構多いですよ。ゼミは取らなくても単位さえ足りていれば卒業できますから。
黙って授業を受けているのならいざ知らず、グループワークやディスカッションが頻繁にあるゼミは、世代間格差の大きい社会人の中には、苦痛に思う人も人がいても不思議ではありません。
私の所属するゼミ生は、もちろん、みんな20歳か21歳です。
しかし、ここまで年の差があると、もう、あまり気にならなくなりますね。
みなさん優秀なので、同じ土俵で闘えます。というか、みんな結構勉強しているので、こちらのほうが負けそうです。
よく、書くのが好きで好きで、という人がいますが、私は、そういうタイプではありません。
ですから、レポートに取り掛かるまでは、いやでいやでたまりません。
毎回、なんでこんなゼミを取ってしまったのかと、後悔ばかりしています。
時間もものすごくかかってしまいます。
ところが、半分ほど書いたあたりから、だんだんノッてくるんです。
最後の総括あたりになると、もう夢中でキーを叩いている自分がいます。
ゼミの時間ギリギリまで、学校のPCルームで推敲しているのですが、このときが一番充実しています。
この間は、パソコンルームがいっぱいで、印刷機の前に人が並んでいて、ゼミに間に合わないかと、ひやひやしてしまいました。
ゼミでこれを自分で読み上げて発表するのですが、もう、恥をかくばかりで、その晩は神経が高ぶっていて、なかなか寝付かれないほどです。
ゼミを選ばないで楽に卒業するという選択もあったのですが、今は、やはりゼミを取ってよかったと思っています。
この歳で、なかなかこんな経験、させてもらえませんから。