2012年6月27日水曜日

ゼミは苦行、でも楽しい


始めての方へ:事務局長のusagiは現在、早稲田大学において正規の学部生として政治学を学んでいます。)

毎週、指定された本を読んでレポート2000字を書き、ゼミで発表してみんなで討論する

これが、今私が受けているゼミの内容です。

滅茶苦茶大変ですが、勉強になるし、面白いです。

先生は大変厳しく、もうすでに何人も雷を落とされています。

社会人学生で、ゼミをとらない人は結構多いですよ。ゼミは取らなくても単位さえ足りていれば卒業できますから。

黙って授業を受けているのならいざ知らず、グループワークやディスカッションが頻繁にあるゼミは、世代間格差の大きい社会人の中には、苦痛に思う人も人がいても不思議ではありません。

私の所属するゼミ生は、もちろん、みんな20歳か21歳です。

しかし、ここまで年の差があると、もう、あまり気にならなくなりますね。

みなさん優秀なので、同じ土俵で闘えます。というか、みんな結構勉強しているので、こちらのほうが負けそうです。

よく、書くのが好きで好きで、という人がいますが、私は、そういうタイプではありません。

ですから、レポートに取り掛かるまでは、いやでいやでたまりません。

毎回、なんでこんなゼミを取ってしまったのかと、後悔ばかりしています。

時間もものすごくかかってしまいます。

ところが、半分ほど書いたあたりから、だんだんノッてくるんです。

最後の総括あたりになると、もう夢中でキーを叩いている自分がいます。

ゼミの時間ギリギリまで、学校のPCルームで推敲しているのですが、このときが一番充実しています。

この間は、パソコンルームがいっぱいで、印刷機の前に人が並んでいて、ゼミに間に合わないかと、ひやひやしてしまいました。

ゼミでこれを自分で読み上げて発表するのですが、もう、恥をかくばかりで、その晩は神経が高ぶっていて、なかなか寝付かれないほどです。

ゼミを選ばないで楽に卒業するという選択もあったのですが、今は、やはりゼミを取ってよかったと思っています。

この歳で、なかなかこんな経験、させてもらえませんから。



2012年6月20日水曜日

若々しい日本のシニア

日本の、というか、アジア系のシニアは、男女を問わず海外では本当に若く見られますね。

子供からティーンエイジャーくらいにかけては、西洋人は本当に美しい人が多いです。

目鼻立ちがはっきりしていて、肌は透き通るようです。

アジア人は、そのころはどちらかというと子供っぽくて、あまりぱっとしない。

ところが、20代すぎるころから、逆転現象がはじまります。

日本人の20代、30代は、海外ではティーンエイジャーと間違えられるくらい若くみられます。

私の知り合いの30代の女性が、アメリカではどこへ行っても、お酒を買おうとすると身分証明書の提示を求められ、それを見せても、なかなか信用してもらえないので面倒くさいと、嬉しそうに愚痴っていました。

シニアになると、その差がもっと激しくなるようです。

まさかティーンエイジャーには見られませんが、マイナス10歳は確実でしょう。

前にもブログに書きましたが、馬術の法華津さんにしろ、キャスターの鳥越さんにしろ、日本の70代は、若々しくて魅力的な方が多いです。

世界一の長寿を誇る日本のシニア諸君、

若若しさでも、絶対に、私たちは世界一だと思いますよ。

見た目だけではない、健康の面での若々しさも、もちろん、世界一です。

どんどん海外に出て、日本のシニアの若さをアピールしてください。

(ちょっとほめすぎ?)

2012年6月14日木曜日

20歳と競争しても負けない88歳

テレビ朝日のモーニングバードでGウーマンというコーナーがあります。

「元気」に「頑張る」「グレイト」な女性たちにスポットをあて、みなぎるパワーの秘訣を知る、と言う内容です。

先週は、88歳で現役アスリートという女性が紹介されました。

彼女は、マスターズ陸上で何度も優勝を果たしていて、今でも20代女性と同じくらいの速さで100メートルを駆け抜けるというから、びっくりです。

若いころから陸上選手をやっていたのかと思ったら、大間違い。

走ることをはじめたのは、なんと70歳からだそうです。

それも、自宅を全焼するという不幸に見舞われ、引越し先の地域の運動会で誘われてたまたま走ったのが、きっかけだそうです。

そこで走ることの爽快さに目覚め、練習を始めたということです。

以前にもこのブログで紹介しましたが、80代でマスターズ水泳で優勝したという女性も、水泳は確か、70歳から初めたとおっしゃっていました。

もともと、走る素養はあったんでしょうね。

それでも、70歳で新しい才能を発掘できるなんて、本当にすばらしいです。

希望がわきます。

その前の週では、92歳の現役ピアニストのかたを紹介していたのですが、番組のコメンテーターの方は、90代にくらべたら、80代はまだ若いですよね、と口をそろえておっしゃっていました。

私も、将来が明るく思えてきました。

マスコミの作るイメージと言うのは、強烈なものがあります。

マスコミで介護が注目されるようになってから、高齢者といえば、介護が必要な暗いイメージ一色になってしまいました。

もっとGウーマンのような番組が増えて、シニアのイメージを明るいものに変えていってほしいものです。

でも、マスコミに頼るばかりではいけません。

私たち一人ひとりが、シニアのイメージを変えていく広告塔だと思って、頑張りましょう。

2012年6月9日土曜日

ネットのお作法 (2)

ネットでは、面と向かって言えないことでも、言えてしまう。

これが、ネット社会のすばらしいところでもあり、怖いところでもあります。

すばらしいところは、悩み事相談によく現れているます。

面と向かっていえないような悩みを、自分が特定されずに書き込める。

それに対して、いろんな方から、共感や解決策や、時にはお叱りももらえる。

一方、怖いところは、面と向かっては言えないようなことを、面と向かっては言えないような激しいことばで言えてしまうことです。

言った自分は特定されないから、反撃を食らうこともない。

相手の身体というのは、そこに存在するだけで、無言の威嚇になります。

特に、相手の視線が自分に向けられてときは、よけいプレッシャーがかかります。

ですから、現実社会では、なかなか思ったことを相手に言えなくて、イライラしたりするんです。

しかし、人間関係を円滑にするには、思ったことがなかなか言えないくらいがちょうどいいのです。

ネットの社会で円滑なコミュニケーションをとろうと思ったら、面と向かって言えないようなことは、書かないことが一番だと思います。

掲示板やメールに書き込む前に、これは面と向かって相手に言えるだろうかと、一度、立ち止まって自問自答してみてください。

特に、感情的になっているときは、私は、一晩ねかせてから、次の日に読み返して、それで大丈夫と思ったときだけ、メールを送るようにしています。

言い過ぎたときは、必ず後悔しますが、抑制のきいた文章の場合は、後で読んでも、いやな気分にはなりません。

いろいろ失敗を重ねて、やっとたどり着いた解答が、これです。




2012年6月7日木曜日

ネットのお作法 (1)

以前、主人公がふとしたことで、人の心が透けて見えるという能力を持ってしまうという映画がありました。

周りの人の心の声が聞こえてしまうのです。

にこやかに握手している相手が、心の中では「コイツ、嫌味なやつだな」と言っているのが、主人公には聞こえてしまう。

自宅で妻と二人でテレビを見ていると、「もうこんな暮らしは我慢ならないわ!」という妻の心の声が聞こえてしまうんです。

もうこうなったら、人間関係はめちゃくちゃです。主人公もそのストレスに耐えきれなくなり・・・。

人の心が見えてしまうなんて、超ド級の恐怖映画ですよね。

私は10年以上、コミュニティの運営に携わっていますが、現実ではありえないようなすばらしい出会いに恵まれる一方、ネット特有の問題にも遭遇します。

それが、この、心の中が透けて見えてしまうという問題です。

ネットのお付き合いは、基本的に文字だけのコミュニケーションです。相手の姿も見えません、声も聞こえません。そこには、あきらかに身体性が欠如しています。

暗闇にいる、誰だかわからない人物から、テキストだけが送りつけられてきます。

相手の姿も見えない代わりに、自分の姿も隠されている。

この、身体性の欠如と匿名性というところに、様々な問題が発生してきます。

(続く)