先日、50代シングルの友人Aさんから、「50代限定お見合いパーティー」に行ったときの話を聞きました。
興味のある方もいらっしゃるかと思い、彼女に許可をいただき、このブログに書かせていただくことにしました。
A子さんは54歳、15年前に離婚して以来、女手一つでお子さん二人を育ててきました。
下のお子さんが独立したのを機に、新しい人生を始めようと、意を決して、お見合いパーティーに参加したということです。
*****(A子さん談)
(以下、個人を特定できないように、多少、脚色してあります)
そのお見合いパーティーは、ネットで探しました。
料金は、3000円~5000円。
意外と安いと思ったら、飲み食いなし、だそうです。
でも、かえって、そのほうがよかったです。
飲んだり食べたりしながら、短時間でお話しするのって、難しいですものね。
会場は銀座にあるビルの2階。
集合時間ぴったりに入ったのですが、会場は7割がた埋まっていました。
こういう集まりに参加するのは初めてだったので、もう、心臓バクバクしていました。
入り口では、2,3人の女性スタッフが対応してくれました。
いかがわしい雰囲気はまったくなく、まじめな感じで好感が持てました。
始めに、自分の番号と、紙を渡されました。
一つは、相手に渡す自己紹介の紙、もう一つには自分用で、それに、気に入った人の番号を書き入れ、最後にマッチングをするということです。
会場には、二人がけのテーブルが配置されていて、女性は壁側に座り、男性が席を移動しながら、すべての女性と話をするというシステムです。
女性のほうからすれば、男性が入れ替わり立ち代わりやって来て話をするという感じです。
さて、案内された席に座って見回すと、あれ、隣はなんだか、若そうな女性が二人。
女性同士で話をしてもいいのかしら、と迷いましたが、間が持たないもので、ちょっと、話しかけてみました。
彼女たちは30代半ばで、自分たちはわがままなので、結婚相手は年上の男性が言いかなと思って、参加したということです。
へー、そういう考え方もあるわけですね。
そんな話をしていると、私の前にも男性が座り、いよいよ、始まりです。
まずは、司会の方が、パーティー進行の説明をします。
そして、ひとり10分くらいの時間で、男女ペアで自己紹介をしあいます。
それが終われば、男性は次の席に移動して、また別の相手に同じことを繰り返すわけです。
男女、15名ずつだったので、それを15回、繰り返すわけです。
ものすごく事務的に進行するので、恥ずかしいという気持ちは、まったくなくなってしまいました。
10分という時間は、本当にあっという間で、相当強烈なインパクトがないと、なにも印象に残らない感じです。
私の印象に残った人は二人。
一人は私より年下で、不動産業を営んでいて、年収1000万って、書いてありました。
なかなかハンサムで魅力的な人でしたけど、それだけに、ちょっとあぶなそうな感じもしました。
もう一人は、59歳の男性で、年齢がぎりぎりですね、って笑っていました。
誠実な感じでした。
その人は、もしよかったら、連絡くださいと、自分のメアドを渡してくれました。
なんだか、必死のまなざしでした。
全員が話し終わると、参加者は希望の人の番号を書いた紙をスタッフに渡します。
私は、初めてだったこともあり、どなたの番号も書かずに、出しました。
スタッフは、それを集計して、いよいよマッチングの発表です。
マッチング発表のときは、みんなたぶん、どきどきだったと思います。
私は、誰の番号も書いていなかったので、まるで見学者のような気分で、気楽に聞いていました。
その日は、参加者30名のうち、5組のマッチングが発表されました。
発表は番号なので、だれが呼ばれ、だれが呼ばれなかったのかは、ほかの人にはわかりません。
そして、まず男性が外に出て、マッチングした人だけが、外で女性を待ちます。
その後、女性が外に出て、マッチングした女性だけが、待っている男性のところに行きます。
そのほかの人は、知らん振りして、夜の街にすーと消えていきました。
なるほどね、外れちゃった人も、恥ずかしい思いをしないですむように、ちゃんと配慮されているんですね。
いい体験をしました。
これで、なんだかふっきれたような感じがしました。
これからは、積極的に出会いを求めて、どんどん外へ出て行こうと思えるようになりました。
*********(A子さん談 完)
とまあ、A子さんの話はこんな感じでした。
なかなか貴重なお話でしたが、私は、こういう出会いの場があるって言うことは、とてもいいことだと思いました。
離婚したら、死別したら、あとは寂しい老後が待っているだけ、なんて考えないでいいと思います。
いくつになっても、愛する対象があるということ、愛されているという実感があるということは、人生を豊かに、幸せなものにしてくれると思います。
A子さん、がんばれ!
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