2012年1月11日水曜日

尊厳死協会に加入

新年早々、また「死」について書くのは、ちょっと躊躇しましたが、あえて、新年だからこそ、考えてみたいと思い、この話題を取り上げることにしました。

というのも、年末に、ふとしたことから、日本尊厳死協会のパンフレットを見る機会があったからです。それは、私の母宛のものでした。以前から、母が日本尊厳死協会に入っていることは知っていましたが、私もそのうち、と思っているうちに、雑事にまぎれて、うやむやになってしまっていました。

死は避けられないものではありますが、できるだけ苦しまないで向こうの世界に行きたいと思うのは、皆さん、同じかもしれませんね。でも、急速な医学の進歩のお陰で、かえって、苦しみが長引かされてしまうことも現実に多く見られます。

私は弱虫ですから、できるだけ楽をして、あちら側に行きたいと常に思っています。生き延びる希望がない病に倒れたら、もう、麻酔でもなんでもバンバン打ってもらって、夢見心地のまま、ふらふらと三途の川を渡りたいです。そこで溺れ死んだってかまいません。食べられなくなったら、点滴や胃ろうなどは拒否して、自然に死を迎えたいです。

尊厳死協会の趣旨は、

    ○ 不治かつ末期になった場合、無意味な延命措置を拒否する
    ○ 苦痛を和らげる措置は最大限に実施してほしい
    ○ 回復不能な遷延性意識障害(持続的植物状態)に陥った
     場合は生命維持措置をとりやめてほしい

というものです。
入会すると会員証が発行されます。年会費は2千円ですから、負担にはなりませんね。

60歳になって初めて迎えるお正月。尊厳死協会への加入は、私にとって、自分の人生を人任せにしないで、最後まで自分の意思で決定しようという決意の証となるでしょう。