ネットでは、面と向かって言えないことでも、言えてしまう。
これが、ネット社会のすばらしいところでもあり、怖いところでもあります。
すばらしいところは、悩み事相談によく現れているます。
面と向かっていえないような悩みを、自分が特定されずに書き込める。
それに対して、いろんな方から、共感や解決策や、時にはお叱りももらえる。
一方、怖いところは、面と向かっては言えないようなことを、面と向かっては言えないような激しいことばで言えてしまうことです。
言った自分は特定されないから、反撃を食らうこともない。
相手の身体というのは、そこに存在するだけで、無言の威嚇になります。
特に、相手の視線が自分に向けられてときは、よけいプレッシャーがかかります。
ですから、現実社会では、なかなか思ったことを相手に言えなくて、イライラしたりするんです。
しかし、人間関係を円滑にするには、思ったことがなかなか言えないくらいがちょうどいいのです。
ネットの社会で円滑なコミュニケーションをとろうと思ったら、面と向かって言えないようなことは、書かないことが一番だと思います。
掲示板やメールに書き込む前に、これは面と向かって相手に言えるだろうかと、一度、立ち止まって自問自答してみてください。
特に、感情的になっているときは、私は、一晩ねかせてから、次の日に読み返して、それで大丈夫と思ったときだけ、メールを送るようにしています。
言い過ぎたときは、必ず後悔しますが、抑制のきいた文章の場合は、後で読んでも、いやな気分にはなりません。
いろいろ失敗を重ねて、やっとたどり着いた解答が、これです。
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