usagiは今年で、社会人大学生になって、なんと、5年目に突入しています。
今在籍している学部は、全学年通じても、社会人はほんの数名、ほとんど毎日、 一言も話さずに一日を終えるという感じです。なにしろ、周りは18歳や20歳ですからね。
勉強しに来ているのですから、そのこと自体は、まったく問題はありません。寂しいと思ったこともありません。
それよりなにより、授業が面白くてたまりません。
特に、最近は国際関係についての授業を多くとっているのですが、どれも、とても刺激的です。
先生は、実際の外交交渉や国際的な動きについて、ビビッドな話題を盛り込みながら講義を進めて下さるので、毎回、身を乗り出すようにして聞いています。
そうですね、まるで、池上彰さんの番組を見ているような感じです。
もっとも、大学ではもっと体系的に、突っ込んだ話までしますが。
テスト、レポートがありますが、もしこれがなかったら、講義を聞き流すだけの受身の姿勢で、知識も思考も深まらないでしょうね。
そんな楽しい授業も、しかし、時々、ちょっと、ブルーになることがあります。
それは、私と同年輩か、ずーと若い教授が、立て板に水のごとくレクチャーをするのを聞いていて、なんというか、自分と比べちゃうんですよね。
同じ人間でも、向こうは教授、こちらは「いい歳して学生」 。
いったい、自分はこれまで、何をしてきたんだろう、と。
特に、私より若い女性の教授なんか、正直言って、こちらが萎縮してしまいます。
(本当は、なにごとにも謙虚にならなくてはいけないんでしょうが、人間が小さい証拠です。)
もちろん、学生時代のusagiに、学者になるという選択肢は300%なかったし、自分は自分の道を一生懸命に、「私なりに」がんばって歩いてきた、と思うようにするのですが・・・。
教授は、大変な努力をして、ここまでの業績を積み上げてきたのだから、学問の前には、謙虚になろう、真摯に学ぼう、と。
・・・こういうところが、歳食った社会人学生の微妙な心理ですね。
やはり、自分より少しでも年上の男性の先生が、心理的には安心感があります。いつものパターンですから。
ああ、なんだか、自分の保守性に、あきれちゃいますね。(汗)