2011年7月20日水曜日

あきらめないこと

なでしこジャパンが、サッカーの女子ワールドカップ決勝戦で最強のアメリカチームに逆転勝ちをし、念願の金メダルを獲得した。

このすばらしい瞬間を、幸いにもライブで観ることができた。普段はサッカーにはあまり興味のないusagiだが、このときばかりは、早朝のテレビの前で 歓声をあげた。

ニュース解説で、日本チームを勝利に導いたのが、女子ワールドカップに4回も出場した澤穂希選手だということを知ったときは、にわかには信じられなかった。だって、4年に一回の開催でしょう、ということは、16年も出場していたの?! っていうことは、澤選手って、30過ぎてる!

澤選手のことを知りたいと思って、いろいろネットのニュースを読んでいると、スポーツジャーナリストの吉井妙子さんの記事が目に留まった。そして、とても感動的な言葉を見つけたので、ここで紹介させていただこうと思う。

澤選手は
「出来ないことっていっぱいあるじゃないですか。でも、私は出来ないことをそのままにしておかないんですよ。ミスしたり失点したりすると、その試合のビデ オを見ながらなぜ失点したのかを分析し、出来ないことは出来るようになるまで練習するんです。でも、そんな考えは小さい頃から持っていた」

澤選手は12歳から日本代表の先輩達と一緒に練習させられた。しかし、実力差は歴然としていた。
「それが私には凄く悔しかったんです。お姉さん達は日本代表だから、なんて関係ない。お姉さん達が出来るのに、なぜ私に出来ないのかって、毎日隠れて泣いていました。だから一人で壁に向かってキック、ドリブル、シュートなどを、納得がいくまで居残り練習をしていました」

普通、出来ないことって、あきらめませんか。それが、澤選手は、「出来ないことは出来るようになるまで練習する」という。

普通、あの人には出来たって、自分なんかには、出来ないって、思いません?それが、澤選手は、「なぜ私に出来ないのか」って、納得がいくまで練習するといいう。

この「普通」じゃない強い意志の力があったからこそ、今回の金メダルがあるんですね。

「そんな強い意志なんて、とてもじゃないけど、私にはない」って思いません?
そう思っている限り、人生で何事もなしえないということがわかりました。

競技って、人生そのものですね。

【参考サイト】

「あらたにす」

http://allatanys.jp/index.html