2011年8月14日日曜日

男の日傘

34度5分。
これが、昨日の我が家の最高気温でした。節電のため、日中は扇風機だけで我慢してきましたが、いよいよ、エアコンのスイッチに手をつけてしまいました。

室内ではノーメイクでアセをタラタラたらしていてもかまいませんが、外出となると、そうもいきません。紫外線対策のメイクをばっちりして、長袖、手袋、そして、日傘はかかせません。

この日傘、一昔前は中年オバサンの象徴みたいでしたが、最近は、大学でも女子学生が日傘を指している姿をよく見かけるようになりました。 いい傾向です。若いときから紫外線対策をしていれば、年とってからでも美肌を保つことができることでしょう。

日傘をさすと、体感温度は2度も違うそうですね。私は、夏は日傘なしでは、もう外を歩けません。

ところで、最近は男性の日傘もよく売れているそうです。確かに、 デパートなどでは、紳士小物のコーナーなどに、男性用日傘が飾られていて、あまり売れすぎて、品薄状態だそうです。

男性だって、日傘をさせば、ずいぶん外歩きが楽になるのに、と、私は常日頃から考えていましたから、これは大歓迎でした。

しかし、見ないんですよね。街で日傘をさしている男性に。あんなに売れているというのに・・・。

たぶん、勇気を出して買ったはいいけど、自分ひとりが日傘をさして歩くという言うのには、やはり躊躇してしまうんでしょうね。

雨なら、男性だって堂々と傘をさしますよね。それが、同じ傘なのに、日傘というとさせなくなってしまうのは、たぶん、日傘は女性がさすものという意識が根強いからなんでしょうね。涼しいからといって、男性がスカートをはくわけにはいかないのと同じです。

性による差異は、社会や体や心の隅々まで 支配しています。これを打ち破るのは、並大抵のことではできません。

確かに、女性の男性化は、この100年でずいぶんと進みました。女性がズボンをはくようになったのが、いい例かもしれません。しかし、男性の女性化は、それと比べると、少ない。それは、男性優位社会がもたらしたもので、女性の男性化は、より上のほうへ向かう意識があるのにくらべて、男性の女性化は、より下の地位に降りるという意識が働くからだという説がありますが、どうなんでしょうね。

私が社会人学生として通っている大学のキャンパスを見る限り、 男子学生のおしゃれ度は100%です。女性と比べても見劣りしないくらい、みなさん、おしゃれに気を使っています。服装、髪型、靴・・・もう、ギャル男ばかりです。

ところが、化粧、そして、日傘だけは、いまだに、している人は皆無です。

化粧は別にして、日傘は、ぜひ、愛用してほしいですね。直射日光をさえぎり、涼しい上に、高齢者になると増えてくるシミの防止にも役立ちます。薄毛予防にも効果があるそうですよ。

男性の皆さん、今日、いっせいに日傘(黒の雨傘で結構)をさして、堂々と街をあるきませんか。

みんなでやれば、怖くない、です。